特別企画・旅をする



 @小諸
 「しなの鉄道」に乗って小諸駅へ。JR線ではないので「青春18きっぷ」は使えない。
 後で昔の地図帳で見たら小諸市の人口は四万五千人だった。それでも街並みは結構立派だったように思う。
 小諸駅舎内は、鳩が乱入しているし、しなの鉄道のマークを頭につけた怪しいキャラ(見た感じ少なくとも敵ではなさそうだ)がアンパンマンを追うように飛んでいる絵があるし、もはや何でもありなようである。 

 @中込
 小海線(八ヶ岳高原線)に乗る。小諸から乗っていた独り言が妙にリアルでその上うるさい(独り言なのに叫ぶ。しかもたまにキレる)婆さんにビビる。その婆さんが途中で降りてホッと胸を撫で下ろす。
 中込駅で途中下車。街並みは立派だったが活気はなかった。地下道にあった落書きも心無しか虚しい。「中ゴミ」だとなんか粗大ゴミと普通のゴミとの中間くらいのゴミみたいで書き方としてはあんまり良くない。失礼。
 駅舎内にこんな立て看板を発見。
 「待合室では煙草は無用でござる JR奉行」
 JRはお奉行さんまで雇ってるそうらしい。まぁそれは別にして僕はノン・スモーカーなので「煙草は無用」は歓迎です。

 @野辺山

 小海線に乗って、再び途中下車。
 野辺山駅はJR線で標高最高地点にある(1345.67m。それしにてもキレイに数字が並んでいる)。
 駅前にお土産屋が三軒ほどあったが一つは営業してなかった。営業していたお土産屋でソフトクリームを食べる。
 駅近くにあった博物館らしきものは「改装の為しばらく休館します」とあったがチラッと中を覗いてみるともはや改装どころではなさそうな雰囲気だった。
 この周辺は標高が高いために非常に冷え込み、水洗の公衆トイレは冬の期間使えないらしい。冬期間締切のトイレにあった貼り紙。
「野辺山高原は標高が高いため冬期間はマイナス二十度近くまで冷え込むこともあります。
 そのため水洗トイレも凍結してしまいますので、このトイレは春がくるまで使用不可とさせていただきます。
 裏のトイレをご利用下さい。
 南牧村役場」

 まさに冬と春の訪れを告げるトイレだ。

 @小淵沢
 野辺山駅を発つ頃にはもう暗くなっていた。そうこうしているウチに小海線終点の小淵沢駅に到着。中央本線に乗り換え。
 まさに甲斐の国という看板と遭遇。気合いが入っている。ホントはそんなに元気じゃないのに思わず「元気です」と答えそうになってしまう。

 @甲府
 一日目の宿は甲府駅近くのホテル。駅ビルにあったレストランで「激辛麻婆豆腐」を食べる。激辛というだけあって結構辛かった。
 信玄像は写真で見るより相当大きい。かつて稚内で周りにいた人を適当に捕まえて取って貰ったような写真を撮ろうかとも思ったが、周りにいる人の大多数が通勤中のサラリーマンだったので諦める。
 甲府から中央線に乗って工場見学の集合場所、日野に向かう。

 @日野
 (別に作品についてどうこういうわけではないが)ところで何でこういう彫刻は異様に裸が多いのだろう?裸の男女が並んで一生懸命笛を吹いていたところで普通なら公然猥褻罪で逮捕されるのがオチである。
 この日は川崎のホテルに泊まる。改めて自分が大都会に向かないことを痛感。

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