特別企画５・旅をする��


４日目
　高山本線の車窓から・前編

山＋川＋岩＝ダイナミック 		　岐阜から高山に向かう。高山本線に乗車するのはこれで２度目。しかし青春18きっぷで乗るのに不便な路線であることは全く変わってなく、この日も早朝から列車に乗る。
　列車が進むにつれてダイナミックな景色になっていく。ちなみに今回の青春18きっぷのポスターは焼石〜飛騨金山の風景だった。それにしてもあのポスターを見ると、ついどこかへ行きたくなってしまうのは何故だろうか？

　＠高山
　高山も寒かった。JR東海圏内でもこの時期の寒さは変わらない、というより下手するとむしろ新潟よりも寒い。途中手が悴んで、買ったみたらし団子を落としてしまった。最低でも手袋くらいは欲しい。やはり西日本をなめすぎていた。自業自得。
　高山駅前で観光バスが出ていくところをテレビカメラで撮っていた。「いい旅夢気分」あたりだろうか。もし旅番組で高山駅前のバスのりばのコインロッカーにドラムバッグを入れているあやしい男の映像があったらそれは僕です。
　観光案内所で貰った市内観光マップをもとに見て廻る。今回の一人旅はやたらと歩いている。


意味深な像。
やっぱり寒い。
のっぺらぼうっす。

　

飛騨国分寺。
朝です。
桜山八幡宮。

　

高山も歩く。
クマかよ。
高山城の跡地。

　

花粉がすごそう。
日枝神社。
陣屋。

　高山本線の車窓から・後編

飛騨牛の乳。 		　高山から富山へ抜ける。前述の通り、高山本線は青春18きっぷを使って鈍行だけで走破するのに難儀する路線なので（ただし特急は結構走っている）必然的に途中下車の機会も他の路線と比べて少なく、ふらっと途中下車みたいなこともなかなかできない。今回降り立った猪谷駅はちょうどJR東海と西日本の境界で、神岡鉄道の始発駅にもなっている。なぜ降りたのかというとそれはただ単にここで乗り換えだったからだ。

　＠筒石駅

知る人ぞ知る駅。

トンネルの中。 		　北陸本線に合流後、富山と黒部で途中下車する。
　そしてまだ余裕があったので筒石駅で降りてみることにした。ここは知る人ぞ知る、という駅で珍しく、トンネルの中（地下）にホームがある。手書きの切符が売られているということでも有名で希望する人には郵送による通信販売もしているらしい。営業熱心だ。
　トンネル内にあるということで安全対策上、常に駅員の方が常駐されているそうで本当に頭が下がる。そして駅員の方には本当に親切にして頂いた。この場をお借りしてお礼を申し上げたい。



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　以上で今回の旅の記録は終了である。今回は珍しく観光地を廻った。今まで随分と無機質的な旅をしてきた分、こういうのもなかなか新鮮味があった。
　この情報化が進んだ時代、色々な場所の映像が容易に見ることができ、どういう場所であるかということもすぐに知ることができる。しかし今回の旅で「百聞は一見に如かず」という諺の意味を歩き回っているうち身をもって痛感した。僕が地図や時刻表を開いたときに感じるある種の誘いも、（極端な話、これは旅ではないが）戦争を現地で見届けようと人を駆り立てる衝動も、原点は結局みんな同じところにあるような気がする。
　「水曜どうでしょう」は終わってしまった。でも僕は多分また旅をする。「GOOD LUCK!!」風に言えば、ぶっちゃけ旅が好きだ。次はどこに行くんだろうか。また次の機会を楽しみにしたい。 　


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